政府関連の依頼による調査
某県の山中のF村では多数のUFOの目撃例があると報告があがった。上層部は調査隊を組織し、父が隊長として調査に赴いた。
調査を続けるうちに隊員の間で原因不明の熱病や不安感など異常心理が蔓延し、調査は続行不可能になった。
任務やその現象も極秘事項だったが、得られた調査の結果も極秘となり、その調査そのものも公式の記録から抹消された。
なぜか父だけが正常な状態を保てたらしい。
その父はその調査そのものについて語ることはなかった(緘口令が敷かれていただろうから当然だろうが)。
ある日父の書斎で見つけた不思議な書物について尋ねた時に、それらしい事を口にした。
「それを説明するのは不可能なんだ。その存在を知らないものに伝えることできない。だが、あるいは。。。」
とだけ言った。もうそれ以上の事を聞くことは許さない、という雰囲気だった。
その地域は元々風土病があり、他の地域の人々を拒絶して生きてきたらしい。
偶然、父の先祖のひとりがそこの出身者であり、そのためか父だけが無事だったらしい。
それを後から知った父は何度かそこに行き、何かを発見したらしい。
それはmemoreamと深く関係がある。